東洋化成は今日に至るまで、一時期は「アジア唯一のプレス工場」といわれながらもレコードのプレスを続けてきました。
1948 - 1999
アメリカコロムビア社が12インチのLP[Long Play](33 1/3回転)レコードを発売。アナログレコードの主流となる。
アメリカRCAビクター社が7インチのEP[Extended Play](45回転)レコードを発売。
東洋化成株式会社を創立。
8月にはSPレコード材料工場および印刷工場が創業。
SPレコード材料工場を廃止し、塩化ビニールレコード材料工場およびレコードプレス工場操業開始。
横浜市鶴見区に鶴見工場落成。
1966年5月よりレコード原盤工場操業開始。
横浜市港北区に綱島工場落成
1999年7月 綱島工場閉鎖
多くの会社がアナログレコードのプレス事業を撤退するも、東洋化成はアナログレコードの製造を決してやめることはありませんでした。
直径12cmのCD(Compact Disk)を使った商用音楽ソフトが発売。1986年には年間販売枚数が約4,500万枚となり、LPレコードの販売枚数を抜き、2000年には全世界で約24億5,500万枚のCDが販売された。
2000 - 2024
iPodやフラッシュメモリなどのデジタルオーディオプレーヤーが普及。
横浜市鶴見区に末広工場落成。
8月に末広工場に工場機能を集約、本社移転。
1990年代後半からはじまっていた商用ストリーミング。
初代iPhoneが発売されると同時に、本格的な音楽配信が普及しはじめる。
アメリカで「RECORD STORE DAY」が発足。レコード店の文化を祝うイベントとして世界中に広がっていく。
新青山オフィスに本社移転登記
アナログレコードの魅力を多くの人に知ってもらいたいという思いを込めて、アナログレコードの祭典「レコードの日」を初開催。国内最大級のアナログレコードのイベントとなっている。
アーティストの「聴いてほしい」と、ファンの「聴きたい」をつなぐ
「レコード流通事業」を開始。現在は独自のネットワークにより、500店舗を超える全国のレコード店にレコードを流通させている。
国内のアナログレコード生産数が16年ぶりに100万枚まで回復。
「RECORD STORE DAY JAPAN」の事務局を東洋化成が運営開始。日本国内でのプロモーションを積極的に行い、イベントきっかけでレコードを手に取る人が増えていく。
アメリカでアナログレコードの売上がCDを上回る。
国内のアナログレコード生産数が200万枚を突破。10年連続で生産数が右肩上がりに。
創立65周年。音楽メディアが変化する中、65年にわたり変わることなくレコードを製造。一方で、アーティストとファンをはじめとする多くの人をつなぎ、新しいカルチャーやムーブメントを起こす新しい取り組みにもチャレンジ。
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